- 離乳食を食べてもらえないと栄養面が心配…
- 離乳食をどうやったら食べてくれるかわからない…
離乳食って作るのも、後片付けも大変ですよね。
頑張って作ったのに、食べてもらえないと自分が悪いのかな?なんて落ち込みますよね。
辛い気持ち分かります。
まずはこのチェックリストに当てはまるものをチェックしてみてください。
1つでも当てはまった方は、離乳食を頑張りすぎているかもしれません。
はじめまして、はらぺこ夫婦(嫁)と申します。
本業は保育園で離乳食を作る管理栄養士です!
この記事でわかる事
この記事では離乳食を頑張りすぎて疲れてしまったママ・パパさんへ向けて、疲れた時の対処法や離乳食を食べてもらえない時の原因と対策、離乳食を食べないとどうなる?といった疑問も解説します。
私も保育園管理栄養士を始めたばかりの頃は、離乳食を食べてもらえないと「なんでだろう?私の作り方が良くなかったのかな?」と自分を責めることがありました。
園長先生に相談しても、「大丈夫。食べるようになるから」と言われて、なんだか突き放されたような気持ちになったのを覚えています。
でも、保育園管理栄養士として5年働き、20名以上の離乳~完了まで見届けてきて気付いたことがあります。
離乳食は進み方に個人差があって、食べないと悩んだ子もどこかのタイミングで食べるようになるということ。
食べない時期がうそだったかのように、モリモリ食べてて本当に驚きます。
今回は離乳食を食べない時に試したいおすすめ保育園レシピも紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
離乳食を食べない不安を解消して、家族で食を楽しむ時間を作りましょう!
離乳食に疲れたときに試したい3つのこと
食事は毎日の事だから、本当に大変ですよね。
お子さんのために頑張りすぎて疲れてしまったママ・パパさんへ試したい3つのことを紹介します。
- 離乳食が食べれなくても良いと思ってみる
- ごちそうさまの時間を決める
- ベビーフードに頼ってみる
離乳食が食べれなくても良いと思ってみる
離乳食は今までミルク(母乳)しか飲んでいなかった赤ちゃんにとってのはじめての固形食です。
あくまで離乳食はミルク(母乳)から固形食を食べる練習。
きっとママ・パパが離乳食にお疲れということは、赤ちゃんも疲れているのではないでしょうか?
まずは、「今はまだミルクを飲んでいるから」とミルクに頼る気持ちを持ってみましょう。
離乳食を食べさせなきゃ!食べなきゃ!と張りつめた気持ちをほどいてみませんか?
もし、離乳食中期~後期食(生後7~11か月)で食べれない日が多く、母子健康手帳の乳幼児発達曲線から大きく外れている場合は小児科の先生に相談してみることをおすすめします。
ごちそうさまの時間を決める
離乳食を食べてもらおう!と思うばかりに気付いたら離乳食を食べさせ始めてから2時間ほど経っているなんてことありませんか?
赤ちゃんの集中力は10分程度と言われています。
途中で飽きてしまうのも、仕方がありません…
私の勤めている保育園では離乳食の時間は長くても30~45分で切り上げるようにしています。
完食できていなくても、「もういらない?」などと言葉がけをして、子供が食べたそうな素振りをみせなければ「ごちそうさま。」
そのまま、ミルクの時間になります。
完食にこだわらず、お子さんが無理なく食べられる時間で「こちそうさま」にしてみましょう!
ベビーフードに頼ってみる
できるかぎり手作りで離乳食を作っているママ・パパさんは本当にすごいと思います。
私も毎日職場でヒーヒー言いながら作ってます(笑)
ただ、時間をかけて作ったからこそ食べてもらえないと落ち込んだり、つらい気持ちも倍増してしまいますよね……
そういったときは、ベビーフードも上手く活用してみましょう!
ベビーフードは月齢に合わせて離乳食の粘度・固さが調節されているので手作りの参考にもなりますよ!
離乳食を食べない原因と対策5つ
離乳食を食べない原因は状況によって様々なケースがあります。
ここではよくある原因とそれに対しての対策5つを紹介しますね!
食べ物の味や食感に慣れていない
今までミルクを飲むだけだった赤ちゃんが急に固形状のものが口に入ってきてびっくりしているのかもしれません。
私達も牛乳だと思って飲んだら、実はタピオカ入りのココナッツミルクだったらびっくりしますよね?!
離乳食を始めたばかりの初期(生後5~6か月頃)は母乳やミルクに近い味や水分量のものから始めて、徐々に濃度や固さを変えていきましょう。
また、同じものを何度も繰り返して与えることで、味覚や咀嚼の発達を促します。
まずは同じ食材を1さじずつ~大さじ1杯くらいまで徐々に増やして、食材に慣れるようにしましょう!
食事のタイミングや量が合っていない
食事のタイミングや量が合っていない場合は、赤ちゃんの空腹や満腹のサインを見極めて、適切な時間と量を決めましょう。
一般的には、母乳やミルクの授乳から2~3時間後に離乳食初期食を与えると良いとされています。
保育園では離乳食を食べた後にミルクを飲ませていますよ!
赤ちゃんの空腹・満腹のサイン
あくまで個人差があるので、参考にしてみてくださいね!
・空腹のサイン
⇒口をパクパクさせる、指をしゃぶる、ぐずって泣く
・満福のサイン
⇒食べ物で遊ぶ、食べ物を口に近づけると拒否する
※食べ物で遊ぶのは、”手づかみ食べ”とも言われ手指の発達にも良いとされています。
大人にとっては困る行動ですが、時間を決めて遊ばせてあげてください。
授乳の回数が多くなってしまって、離乳食が進まないという時は授乳のタイミングに外へ連れ出すなどして気分転換し回数を減らしていくというのもおすすめです。
授乳は赤ちゃんとママとの重要なスキンシップ!
無理強いせずに徐々に減らして、抱っこなどでスキンシップを増やすと赤ちゃんも安心しますよ!
食事に集中できる環境が整っていない
赤ちゃんの集中は散漫しがちです。
できるだけ、食事に集中できる環境を整えてあげましょう。
離乳食をリラックスして食べられる環境が重要です!
スプーンで食べることに抵抗がある
スプーンで食べることに抵抗がある場合は、赤ちゃんにスプーンを持たせて遊ばせたり、自分もスプーンで食べる姿を見せたりして、スプーンに親しみを持たせましょう。
離乳食用のスプーンって色々種類があってわからない…
おすすめは先がシリコン製のスプーンです!
シリコン製だと赤ちゃんへの口あたりが哺乳瓶の先に近いので、スプーンに慣れやすいですよ!
体調や気分が悪い
体調や気分が悪い場合は、無理に離乳食を与える必要はありません。
特に新しい食材などは試さないようにしましょう。
※体調が悪い時は抵抗力が弱まっているためアレルギー反応が出やすいです。
初期食の頃はミルクだけでもOK!
中期食・後期食と進んでいる場合には赤ちゃんの好みに合わせた食べやすい食材を用意してあげましょう!
赤ちゃんが元気になってから再開しましょう。
離乳食は長期戦です!
赤ちゃんの体調に合わせて食形態も戻したり(中期⇒後期など)して、臨機応変に対応しましょう!
離乳食を進める上で3つの大事なこと
離乳食はミルク(液体)しか飲んでいなかった赤ちゃんが固形食を食べる練習期間です。
ただ固形食を食べるというだけでなく、「食べる楽しさ」を学ぶ機会でもあります。
思うように離乳食が進まないと、焦ってしまったり嫌になってしまうと思います。
私の頑張りが足りないのかな……
そんなことありません!
この記事を読んでくださっている時点で、充分すぎるくらい離乳食に向き合ってます。
周りや月齢にとらわれず、赤ちゃんの食事を楽しむ心を育むということに意識を置いてみてください。
辛い時はママ・パパも休みながら進めていきましょう!
まずは大人が食事を楽しむ
赤ちゃんは想像以上に周りの大人の事をよく見ています。
ママ・パパが楽しそうに食事をすれば、「食べるのって楽しいんだ!」と食に興味を持つきっかけになってくれますよ。
時にはちょっと大げさなくらいアピールしても(笑)
赤ちゃんが好きなぬいぐるみと一緒に食卓を囲んで、おしゃべりするのも◎
子供のペースに合わせて、無理強いしない
赤ちゃんが離乳食を嫌がって泣いたり、時には離乳食の器をひっくり返したり…
そんな時は、「今日は離乳食いらないんだね」と気持ちを受け止めて切り上げてしまいましょう!
食べないからといって、無理に口に入れると食べることが苦痛に感じる原因になりかねません。
無理に食べさせるのではなく、楽しい言葉がけで誘ってみましょう!
大人が頑張りすぎない
離乳食は作る、食べさせる、片付けるとその一連がとても大変ですよね。
子供のために、が先行してしまいがちですが時には自分を甘やかす時間が必要です。
頑張りすぎると、赤ちゃんもプレッシャーを感じてしまうかも。
時には離乳食の時短食材などを使って、肩の力を抜いていきましょう。
そうすれば、自然と食を楽しむ余裕が生まれますよ!
ちなみに私がおすすめする生協の宅配パルシステム では素材本来の味を活かした離乳食時短食材がたくさん!
下記記事で詳しく紹介しているので良かったら参考にしてください。
離乳食を食べない!よくあるQ&A
離乳食を食べないと悩むママ・パパが抱える悩みについて紹介します。
保育園管理栄養士である私がお答えします!
離乳食を食べなくても、栄養的に大丈夫?
結論から言うと、身長・体重が母子健康手帳の乳幼児身体発育曲線のカーブに沿っていれば心配しなくて大丈夫です。
特に離乳食を始めたばかりの初期食は栄養の大部分はミルクで補っています。
中期・後期食と進んでくると心配になるかと思いますがこの時もミルクを飲んでいるので心配しすぎないようにしましょう!
心配な場合はお近くの小児科医に相談してみましょう!
おひとりで抱え込まないでくださいね。
同じ食材ばかり食べて、食材の種類が増えないが解決法は?
よく保育園でもやっているのは混ぜ込み作戦!
おかゆやスープに混ぜると嫌いな食べ物も食べてくれることが多いです◎
あとは、食べなくてもめげずに出し続けることも大事です。
保育園ではメニューが決まっているので、どれだけ嫌いな食材でもその子に合わせて食材を変えたりはしません。
そうすると、最初は食べない子達もしぶしぶ状況を受け入れて食べることが多いです(笑)
毎日ではなく、週1回などでOK!
この際も、無理強いはせずにあくまで食材に触れる機会を増やすイメージで◎
保育園の人気離乳食レシピ
私が勤める保育園で人気の食べ進みが良い離乳食メニューを2品ご紹介します!
※レシピは生後7~10か月頃の赤ちゃん向けです。
ぜひご家庭でも試してみてくださいね!
【苦手な緑も納豆でペロリ!?】小松菜の納豆和え
材料【3~4食分】
- 小松菜(40g)
- 人参(30g)
- だし(200ml)
- ひきわり納豆(20g)
作り方
- 鍋に湯を沸かして、人参・小松菜をゆでる(同じ鍋で大丈夫◎)
- 人参は10~20分ほど。竹串がすっとさせるほどの柔らかさになるまで。
- 小松菜は10分ほど。
- ☆先にゆでてからの方が小さく食材を切りやすいです
- 月齢に合わせた大きさにカットする
- お子さんの成長に合った大きさで◎
- 鍋に出汁を取り、そこに②の人参・小松菜を加える
- ③へひきわり納豆を加えて、ひと煮立ちさせて完成
【飲み込みづらいじゃがいもはスープで◎】じゃがいものポタージュ
材料【3~4食分】
- じゃがいも(80g)
- たまねぎ(60g)
- だし(350ml)
作り方
- 鍋に湯を沸かして、玉ねぎ・じゃがいもをゆでる(同じ鍋で大丈夫)
- 玉ねぎは10分ほど
- じゃがいもは皮をむいて、ザク切りにしてから茹でると火が入りやすい◎
- 月齢に合わせて玉ねぎをカットする
- じゃがいもは温かいうちにマッシュする
- 鍋に出汁を取り、そこに②のたまねぎと③のじゃがいもを加える
- 弱火でひと煮立ちしたら完成
まとめ
この記事では離乳食に疲れた時に試したいことや離乳食を進める上での大事な心構えなどを紹介しました。
離乳食を食べない悩みは、赤ちゃんの成長の一過程と考えて、焦らずに対応していきましょう。
心配な時はお近くの小児科さんに相談するのが◎
不安を抱え込みすぎないようにしてくださいね。
時には離乳食の時短食材で、自分たちを甘やかしてみるのもおすすめです。
パルシステムは無添加にこだわり、素材本来の味を活かした離乳食の食材がたくさん◎
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離乳食の時短食材を使うと、心にゆとりをもって離乳食を進められますよ◎
笑顔あふれる食の空間でお子さんの食を楽しむ心を育みましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!